コエンザイムQ10って何?

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コエンザイムQ10はビタミン様物質

ビタミンは人間にとって非常に重要な栄養素です。
別名「ビタミンQ」としても有名なコエンザイムQ10ですが、実はビタミンの仲間には分類されません。
コエンザイムQ10はビタミンではなく「ビタミン様物質」の一つとされています。

ビタミンとビタミン様物質の違い

そもそもビタミンとは、

という特徴をもった栄養素のことです。
現在、ビタミンAやビタミンCなど13種類のビタミンが発見されています。
種類によってことなりますが、不足することで疲労や口内炎などの軽度な症状、頭蓋内出血や夜盲症などの重度な症状など、様々な欠乏症が起こります。
さらに、過剰に摂ることで食欲不振や嘔吐、下痢などのビタミン過剰症も起きてしまうのです。

それに対して、ビタミン様物質は、

という特徴を持った物質のことをいいます。
代表的なビタミン様物質として、ビタミンU(キャベジン)や、ビタミンP(バイオフラボノイド)などが挙げられます。

ビタミン様物質のコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は人間の体内で生産され、不足による大きな欠乏症も無いため、ビタミン様物質に分類されます。

ただ、欠乏症は無いといっても、健康的な毎日のためにコエンザイムQ10は欠かせない成分の一つです。
ビタミン様物質であるコエンザイムQ10は、ビタミンに負けない大事な働きをしています。
コエンザイムQ10は、ビタミンBやビタミンCと同じように、エネルギー生産能力や、抗酸化作用があります。
それだけでなく、ビタミンの働きを強化する能力もあり、健康な体作りをサポートしてくれます。
コエンザイムQ10を摂取することで、より若々しく、元気に満ちた生活を送ることが出来るのです。

しかし、コエンザイムQ10が体内で生産されるといっても、その生産能力は年齢と共に衰えてしまいます。
ビタミンではないからと軽視せず、より元気な毎日のためにコエンザイムQ10を摂取するようにしましょう。

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