コエンザイムQ10って何?

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コエンザイムQ10とスタチン

コエンザイムQ10の効果の一つに、コレステロール抑制効果があります。
コレステロールは人間の生命維持に欠かせないものですが、過剰に増えすぎることで動脈硬化や高脂血症などの生活習慣の原因の一つになってしまいます。
コレステロール値が気になる人や、肥満気味の人、運動不足の人にはぜひコエンザイムQ10を摂取していただきたいのです。
特に、すでにコレステロール値低下のための薬を医師から処方されている人は、コエンザイムQ10が低下しているかもしれません。

よくコレステロール値低下のための薬として処方されるのがスタチンです。
実はこのスタチンはコレステロールだけでなく、コエンザイムQ10の生産量まで低下させてしまうのです。
スタチンは、人間の体内のコレステロール生産経路を阻害することでコレステロール値を減少させます。
コレステロールの生産経路と、コエンザイムQ10の生産経路はほとんど同じ経路のため、スタチンによりコエンザイムQ10も量が減ってしまうのです。

そのため、スタチンを使用している場合は、スタチンにより減少したコエンザイムQ10をサプリメントなどで補っていく必要があります。
実際、アメリカでは高脂血症の患者が医師からスタチンと一緒にコエンザイムQ10も処方されることもあるのです。
また、スタチンの副作用である倦怠感や肝機能低下もコエンザイムQ10により軽減されることがわかっています。

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