コエンザイムQ10って何?

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コエンザイムQ10は脂質と一緒に摂る

コエンザイムQ10は脂溶性で、水になじみにくいという特徴を持った成分です。
そのため、脂肪分と一緒に摂取することで、体内で溶けやすく、効率的に吸収されるのです。

人間の体内に入った食べ物などは、水で溶かされることで腸への吸収をスムーズにしています。
脂溶性の物質は、読んで字のごとく脂に溶けやすい性質をもっていますが、同時に水に溶けにくい成分です。
そのため、ほとんどが水である人間の体内に入ってもなかなか吸収されません。
しかし、脂溶性のものが全く吸収されないというわけではないのです。

人間は脂質や油分の含まれた食事をすることで、胆のうという場所から胆汁酸が分泌されます。胆汁酸は脂溶性の物質を溶かし、乳化することで腸に吸収しやすくする効果があるのです。
コエンザイムQ10や、ビタミンAなどの脂溶性の成分はこの胆汁酸に助けられることで体内に吸収され活動することが出来るようになります。

脂溶性であるコエンザイムQ10は脂肪分を摂取して胆汁酸を出してから摂取することで、効率的に体内で活動することが出来ます。
反対に、空腹時など体内で胆汁酸が分泌されていないときにコエンザイムQ10を摂取してもうまく体内に吸収されて行かないのです。胃腸が弱い人は、空腹時に脂溶性であるコエンザイムQ10を摂取すると腹痛や下痢を引き起こす可能性も考えられます。
コエンザイムQ10は脂質を十分に摂りこみ、胆汁酸が分泌されている「食後」に摂取するようにしましょう。

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